高値・安値に来ても「入らない」判断基準
― FX・株|勝っている人ほど、待つ理由を持っている ―
この記事は、
FX・株 共通 / デイトレ〜スイング
高値・安値を使ったトレードをしている人向けに書いている。
テーマはただ一つ。
「高値・安値に来た=エントリーではない」
ただし、この判断基準についてはあくまで「私個人の考え」である。絶対にこの考えが正しいわけではない。
むしろ本当にそうなのか?と疑いながら、自分の考えと照らし合わせながみてほしい。そして、1つの考えとして頭に入れてくれると嬉しい。
多くの人が勘違いしていること
高値・安値に価格が来ると、
- 反発しそう
- 抜けそう
- そろそろ動くはず
そう考えて、
「入らなきゃいけない気がする」人が多い。
だが、それは完全な勘違いだ。
高値・安値は、
エントリーポイントではなく、判断ポイント。
前提|高値・安値は「ゾーン」で考える
以前の記事でも書いたが、
高値・安値は線ではなくゾーンで見る。
なぜなら、
- 人によって見る価格がズレる
- 注文は分散して入る
- 相場はピンポイントで反応しない
つまり、
少し触った・少し抜けた程度では役割は変わらない。
大事なのは、その場面でどういった動きなのか。
今回は高値安値をブレイクした場合の話をしていく
入らない判断基準① ブレイクの「幅」が小さい
高値・安値を抜けたとしても、
- ほんの少しだけ
- ローソク足1本分程度
- すぐ戻されそうな距離
この場合、まだ弱い。
これは「突破」ではなく、
ゾーン内の誤差である可能性が高い。
ゾーンで見ている以上、
多少のはみ出しは想定内。
そこはまだ、抵抗帯が壊れたとは言えない。
完全な高値安値ブレイクは、誰がみてもブレイクした!というくらいの幅がいい。
そして、その押し目を狙いにいく。
入らない判断基準② 抜けたのに加速しない
本物のブレイクには、特徴がある。
- 迷いがない
- 抜けた瞬間に走る
- 次の足がしっかり伸びる
逆に、
- 抜けたのに止まる
- ローソク足が詰まる
- 勢いを感じない
なら、その時点で入らない。
本気のブレイクは、見た瞬間に「強い」と分かる。
これは、高値安値付近に置かれた逆指値、つまり損切り注文。通称ロスカット狩が行われる。それに付随して、新規注文が入りダブルの圧力が加わり一方通行に強く動きが出るためである。
ダブル圧力とは、もし高値ブレイクの場合
・売りの買い戻し注文(ロスカット)
・新規の買い注文
つまり、決済と新規注文が同一方向に起こること。
入らない判断基準③ すぐゾーン内に戻される
高値・安値を抜けた直後、
- すぐ元のゾーンに戻る
- 抜けた価格を維持できない
これは、
参加者の合意が取れていない状態。
抜けたかどうかではなく、
抜けたあと、何が起きたかを見る。
入らない判断基準④ 上位足では、まだゾーンの中
5分足では抜けている。
だが、
- 1時間足では誤差
- 4時間足ではレンジ
この場合も、入らない。
下位足で起きた「事件」は、
上位足ではただのノイズ。
初心者中級者にありがちで、下位足しか見ていない。
下位足だけをみていると、しょっちゅうに高値安値をブレイクしているように見える。
これは下位足という限られた時間内の動きであるため、一見重要そうな高値安値でも上位足で見ると中途半端な位置で動いているだけというものが多々ある。
入らない判断基準⑤ 時間帯が弱い
- 参加者が少ない時間
- 普段あまり動かない時間
その時間のブレイクは、
続かないことが多い。
形だけで判断しない。
入らない判断基準⑥ 「入らなきゃ」という感情が出た
もし、
- 逃したくない
- 今入らないと終わる気がする
- 理由を後付けしている
こう感じたら、
その時点で、相場ではなく自分と戦っている。
当然、入らない。
チャンスはここだけじゃない。相場は続く
入らない時間の方が、圧倒的に長い
ここまで読んで分かる通り、
高値安値にきたからといって、必ずしもチャンスではない。 それが普通だ。
大事なのは、高値安値付近で市場はどういう反応をするのか。
「入らない判断」ができる人ほど、
トレード回数は自然と減る。
まとめ|高値・安値は「待つため」の道具
高値・安値は、
勝つための魔法のラインではない。
判断を減らし、
無駄なトレードをしないための道具。
入らない判断が増えるほど、
トレードはシンプルになり、
感情は壊れなくなる。
- 高値・安値の考え方と引き方(考え方編)
- 高値・安値の引き方【実践編】
- トレード回数が増えるほど、なぜ負けに近づくのか
