高値・安値の考え方と引き方
― FX・株は「線を引く作業」より「見る目線」が9割 ―
この記事は、
FX・株 × デイトレ〜スイング × 会社員トレーダー
を前提に書いている。
高値・安値の「正解の引き方」を探している人には、
少し耳の痛い内容かもしれない。
最初に言っておくこと
高値・安値に、
- これが正解
- この引き方が100%
というものは存在しない。
高値・安値は、
人が意識して初めて意味を持つものだからだ。
多くの人が勘違いしていること
初心者ほど、こう考えがちだ。
- 細かく正確に引かなければいけない
- ローソク足のヒゲ先が絶対
- 1pipsでもズレたらダメ
これが絶対ではない。初心者や中級者が陥りやすいミス。
実際はドンピシャで意識されることは滅多にない。だいぶ手前で反発したり、抜けてからすぐ戻ってくることもある
重要なのは「点」ではなく「ゾーン」
相場は、
ピンポイントで反応することの方が少ない。
実際は、
- 少し上で止まる
- 少し下で反発する
という幅(ゾーン)として機能する。
高値・安値の役割を理解する
高値・安値は、
未来を予測するための線ではない。
相場参加者が意識しやすい価格帯を知るための目印
- 止まりやすい
- 反転しやすい
- 抜けたら流れが変わりやすい
あくまで「意識」されているだけ。勘違いしないでいこう。
まずは上位足から見る
高値・安値を見るときは、
必ず上位足から。
- 日足
- 4時間足
- 1時間足
ここで見つけた高値・安値は、
下位足よりも圧倒的に意識されやすい。
高値・安値の考え方と引き方(実践編)
高値・安値の基本的な考え方
- 直近で何度も止められている場所
- 明確に反転している場所
- 誰が見ても分かりやすい場所
自分だけが分かる線は意味がない。
自分だけが意識していたとしても多くの日が見向きもしないならば全くもって意味がない。多くの人が意識されるポイントであるからこそ、攻防が生まれ、決着がついた方向に流れができやすい。
引き方の具体的な考え方
① ローソク足のヒゲは「目安」
ヒゲ先をピッタリ狙う必要はない。
- 実体が集中しているか
- 何度も止まっているか
を見る。もしくは、その髭全体をゾーンとして把握する。
高値・安値の考え方と引き方(実践編)
② 高値・安値は「更新」で意味が変わる
- 高値を更新できない
- 安値を割れない
この状態が続くと、
相場は次の方向を探し始める。
逆に、
- 明確に更新された
- 戻っても支えられた
場合は、
流れが継続している可能性が高い。
③ 細かく引きすぎない
線が多すぎると、
- どれを信じていいか分からない
- どこでも止まりそうに見える
結果、エントリーできなくなる。
重要なのは「数」ではなく「強さ」。
デイトレとスイングで考え方は同じ
時間軸が違っても、
高値・安値の考え方は変わらない。
違うのは、
- 見る足の大きさ
- 反応のスピード
だけだ。
見る足が大きほど強く、短いほど弱い。高値安値が重なっているほど強く、短髪の高値安値ほど弱い。
FXと株でも基本は同じ
- FX:値動きが連続的
- 株:ギャップが出る
という違いはあるが、
意識される価格帯の考え方は共通している。
(※株のギャップとは、寄り付きじに前回の値より上から寄り付いたり下で寄り付いたりすること。株は時間制で取引が行われているため、時間外で大きなニュースが出ると大きくねが跳ねて寄り付くことがある
高値・安値だけでトレードしない
高値・安値は、
エントリーの理由ではない
あくまで、
- エントリーを考える「場所」
- 注意すべき「エリア」
を教えてくれるだけ。
何度もいうが、高値安値だけががエントリー根拠になるわけではない。どれだけ意識されているか、過去何度意識されているか。に加えてもう1つか2つ根拠を探したい。
高値・安値を見る力は「慣れ」でしか身につかない
正直に言う。
- 近道はない
- 魔法の引き方もない
毎日、
- 朝・昼・夜に同じ視点で見る
- 反応したかどうかを確認する
これを続けることで、
「ここ、意識されそうだな」
という感覚が育つ。
経験が積まれ、意識されるポイントが少しずつ分かるようになると、それは大きな武器となる。
まとめ|高値・安値は「相場の地図」
- 未来を当てる線ではない
- 相場を整理するための地図
- 上位足から見る
- 分かりやすい場所だけ引く
- ゾーンとして捉える
線を引くことが目的になった瞬間、
トレードは崩れる。

