
こんにちは、田舎投資家とみです。
今回は皆さんトレードする上で一度は聞いたことあるではなかろうと思う「頭と尻尾はくれてやれ」と言う言葉に?格言について私なりの見解を紹介したいと思います。
私は、この格言について多くの人が勘違いして認識してるであろうと思っています。
頭と尻尾はくれてやれ
投資家心理的に「最安値で買い、最高値で売りたい」ものです。が、実際は底値や高値なんてものはほとんど予測不可能。
ですから、トレンドが出初めてから買いトレンドが終わったらうる。つまり、底値から反発が確認できたら買い、天井をつけて反落してきたら売る。(売りから入る場合は逆)
買う時も売る時も少し上下は残した方がいいと言う考え方ですね。
これを肴で表したのが「頭と尻尾はくれてやれ」と言う格言。ここまでは分かりますね。
間違った認識とは
しかしながら、割と多くの方が間違った認識をしている印象です。
あなたは、肴を食べるときまず全体を見ますよね?と言うより目に入りますよね。そして、食べれない部分つまり頭と尻尾は取り除くはずです。(俺は食べるぞって言う人は今は置いといて)
ここまではいいんですが、多くの方がトレードの際に間違って認識しているポイントが、
「肴の全体像を見ることなく捨ててしまっている」と言うことです。
多くの方は「頭(天井)または尻尾(底)」つまりエントリーする時点では欲張らず反発を確認できています。
しかし、例えば買いの場合「尻尾はうまく捨てれた」のに「頭までたどり着かずに(つまり胴体の途中で)」捨ててしまっているのです。
まだ肴の頭が見えていないのに。なんて勿体無いと思いませんか?
つまり、トレードで言うと。せっかく、底からの反発後でエントリーできているのに天井も見ずに決済してしまっている状態。少しの利益で満足してしまっている。
「チキン利確」とも表現されますが、非常に勿体無い。
なぜ「尻尾は捨てれた」のに「美味しい身の部分を食べない」のか。こここでは言及しませんがれはプロスペクト理論の罠にかかってしまっているともいえます。
本来なら肴の全体像を見てから最後に「ここはもう頭だからもう食べれない」とご馳走様をするのです。
利益を最大限掴むためには、肴の全体像を確認してからにしましょう。
あなたは「頭を捨ててるつもりが、美味しい胴体まで捨てている」のですよ。
頭を確認するには全体像が確認できるまで待つんです。つまり、天井の反転サインが出るまで待つんです。
もう十分上がったから利確でもいいですが、本当にそこが頭なのか。まあまだ胴体が残っているかもしれません。
肴の大きさは、大きいもの小さいものと毎回違います。小さい物の時は利確できず戻ってきてしまうかもしれません。
それが嫌ですぐ利確してしまう。そんなことばかりしていたらもし大きな肴だった時、堪能できません。
小さい肴は、味も少なく脂も乗ってなく美味しくなかった。と、あきらめましょう。その代わり大きく脂の乗った肴をしっかりと堪能しましょう。
どうせ頭と尻尾は取れないのだから、全体像が見えるまで待ちましょう。天井を確認してから利確。
天井判断はもちろん自分の反転パターンがきたらです。そもそもそれが来なければ利確する意味ないですよね?
それが魚を美味しく食べる、利益を最大限掴む大切なことですね。

